まだまだ横行している現場でのモラハラ、パワハラの巻

私は職業柄、よく現場に出張に行くことが頻繁にあります。

設備系の現場というのは、建築が建屋を工事した後、その建物の工場内などに設備を導入して電気工事を実施し、受電させて試運転を行うという流れで行うのが一般的なのですが、まあこれが結構大変なんです。

建築業者との工事箇所がかぶったり、重機を移動させたり、設備内での業者の工事個所がかぶったりとプロジェクトマネージャーというのは、現場で業者間の対応や工事の進捗状況のチェック、職人さんが危険な作業をしていないかなど見る箇所は多岐に渡ります。

そのようなナマの現場を見る中で感じるのが、現場で仕事をする職人さんの世界や機械系の業種というのは、まだまだパワハラ、モラハラというのが横行しているなということです。

「ちがうだろ!バ〇ヤロウ!!」

「てめぇ、おんなじ間違いくりかえしているんじゃねぇ!!」

といった言葉のキツさから始まり、怒号が飛び交い、挙句の果てにはスパナなどでヘルメットをおもいっきりどつかれている若手をみたことも頻繁にあります。

コンプライアンス順守が叫ばれて久しいですが、上流で仕事をする人には分からない末端の現場での過酷な現状が伺えます。

何を隠そう、私も上司からそのようなコンプラ違反に当たるような言葉遣いや明らかに業務範囲外の量の仕事を与えられていたことがあります。

その時のツラさというのは筆舌に尽くしがたいものがありますね。

しかし、私がそこで自分の身を守るために行っていたことがあり、今回はそんな現場でのパワハラ・モラハラにあった際にこうしたらいいよというようなことを紹介させて頂ければなと思います。

1.録音・録画をしておく

これはとても有効な手段ですね。

録画はなかなかハードルが高いですが、録音程度であればスマホで高音質で撮れてしまうので、「ん、いつものように何かパワハラまがいの事言われそうだ」と思ったら、録画の準備をしておきましょう。

あとで被害を立証する際にリアルな声というのは動かぬ証拠となります。

2.会社の人事部へ相談

会社の人事部と言うのはこういった人間関係のトラブルを対処することも仕事の1つです。

直属の上司・先輩にパワハラ・モラハラを受けた際は一体誰に相談すればよいか分からなくなりますね。

そんな時は人事部に相談しましょう。

大手企業であればあるほど、こういったコンプラ違反に対してはかなり厳格に対処することになります。

問題は、中小零細において人事部が無い時です。

その時は、他部署の気の知れた先輩などに相談しましょう。

問題なのは、1人で抱え込みあなたの精神がどんどん病んでしまうことです。

3.異動届を出しましょう

この部署では仕事柄、また人間関係的に無理だなと感じたら人事異動の届を提出するのも手段の1つです。

とにかく人間関係のトラブルが起こってしまった際は、当事者同士を離すことが肝要です。

そのままその関係をズルズル延ばしてしまうと、さらに被害を受けたあなたの精神は病んでいくでしょう。

4.転職する

4番目は転職です。

転職をすることで、ツラかった人間関係のしがらみから解放されるため、最も効率的な対処法ともいえます。

転職するまでには追い込まれていなくても、転職サイトに登録しておくことでまだまだ転職先が自分にはたくさんあることを知ることが出来るため、少しは気持ちがラクになります。

私も、最初の現場でかならキツく上司に当たられたときは3つくらい転職サイトに登録をして、それも視野にいれていました。

結果的に転職がしなくて済みましたが、「いつでも辞めてやる」という覚悟をもつこともできました。

交渉において、有利な立場に立てるのはいつでも「覚悟を持つ人間である」と相場は決まっています。

5.パワハラ名言ノートを持っておく(ネタとして)

さて、ここからは私が特におすすめしたいことを紹介します。

実際に私が試していた内容ですので効果は絶大です。

ノート、またはメモ帳を1冊用意します。

そして、そこに時系列で上司から受けた言葉でパワハラであろう発言をどんどん書き込んでいきます。

そして、パワハラ名言ノートが10ワードたまったら自分へのご褒美として、その日の夜などに自分に対してステーキをご馳走してあげます。

「うわ、俺ってこんなショーモナイ上司のもとで働いているのによく頑張っているなぁ」

と自分を労ってあげましょう。

これは、ネタとしても最適でこのようにして私も記事の1つとして投稿できるわけです。

そして数か月という長期の現場から帰還した際には、戦争から故郷(くに)に帰ってきた帰還兵のように自分を誇り高く思ってあげましょう。

このようにまずは、あなたがあなたのことを大切に思い守り、まずはメンタルを守ってあげてください。

最後に、、本当につらい時はお母さんにも相談してみて

もしも本当につらくてつらくて現場から抜け出したくなる時は、とにかくあなたを大切に思ってくれている人に電話でいいので連絡しましょう。

お母さんでもいいし、奥さんでも構いません。

兄弟姉妹や、親友でも構いません。

とにかく誰でも良いので1人で抱え込むことだけはやめましょう。

世界でたった1人でもあなたのことを大切に思ってくれる人がいるならば、あなたがこの先存在していく価値はマックスです。

それがあなたのレゾンデートル(存在価値)です。

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